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 劇作家・平野正喜(日本劇作家協会正会員)の著作紹介と台本販売

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【台本販売】歌舞伎コント台本「ふにゃ弁慶」

作品の狙い

 このコントは、日本の歴史上の英雄の中で高い人気を誇る義経と弁慶を、歌舞伎における逸話と実像の差を想像して楽しむのが狙いです。そのための狂言回しとして歌舞伎の狂言作家を配し、3人コントとして仕上げました。セットは床几一つだけ、小道具は杖と数珠と巻物と柝だけですので、どこでも上演できます。歌舞伎の用語は難しいものが多いですが、狂言作家がコントの中で解説することで、予備知識なしで楽しめるようになっています。歌舞伎のリズム感を活かしたコントとして演じて貰えたらと思います。

あらすじ

 場所は勧進帳で知られる安宅の関を過ぎたあたり。鎌倉幕府の追手を逃れ、関所をなんとか超えた義経一行が休んでいる。他の家来を遠ざけて義経が弁慶に話しかけたところで、柝が鳴って動きが止まり、狂言作家が登場。黒子として経緯や用語を観客に説明すると言いだし、柝を鳴らすことで義経と弁慶の古風な会話を演出し始める。ところが、実はこの主従は二人だけの時はやんちゃ坊主とお調子者。しかも、義経は狂言作家が見えており、長い説明を嫌って狂言作家を脅し、話を好きなように操り始める。仕舞にはお調子者の弁慶を怖がらせようと、狂言作家に「船弁慶」の知盛の幽霊を演じさせる。嫌がっていた狂言作家がだんだん調子に乗り出すと、唖然としていた弁慶も船弁慶の名セリフで反撃。弁慶の祈祷と狂言作家の『船弁慶』のかけ声の応酬となるが、義経の悪戯で狂言作家は「ふにゃ弁慶」と叫んでしまう。これに怒った弁慶、実は狂言作家が見えていたことを明かし、主従で踏みつける。懲らしめられた狂言作家の悲痛な声で歌舞伎風の幕引きとなる。

代金

 ダウンロード後、上演・放送・出版・転載されない場合は、代金はいただきません。
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Created:2014/05/15 Updated:2015/12