歌舞伎「悪左府」

草津の白旗温泉

国立劇場歌舞伎台本募集への応募作として執筆した新作歌舞伎「藤散女男悪左府(ふじちらすめおのあくさふ)」を再構成したものの改訂版です。
4幕4場で、国立劇場や歌舞伎座などの花道を有する劇場での上演を想定しています。
感想やコメントを宜しくお願いいたします。

作品の狙い
「悪左府」と呼ばれる平安の藤原家最後の傑物、藤原頼長はその抜きんでた能力に加えて、激しい気性と両性を共に好む性的嗜好でも知られる謎に満ちた人物です。また、父親である忠実の頼長に対する態度を含めて、現代人にとっては腑に落ちないことばかりです。頼長はどうしてこういう人物として後伝されているのか、忠実がどうしてこういう行動を取ったのかを、頼長が実は男女の双子であり、忠実が平将門の娘の怨念に憑りつかれていたとして描いたフィクションです。
歌舞伎「忍夜恋曲者(将門)」「源平布引滝」「俊寛」の台本、筋書、上演資料を参照しました。特に「源平布引滝」で「義賢最期」以降のカギとなる「源氏の白旗」をモチーフとしています。そのため、「義賢最期」に続く形の幕切れにしました。
なお、執筆に当たって、NHKの番組「歴史秘話ヒストリア “悪の華”は平安京の夜に開く ~キケンな貴公子、藤原頼長~」を参考にしました。

あらすじ
こちらをご覧ください。(ネタバレしますのでご注意)

代金
商利用一律一回 820円 です。詳細は「劇作家」のページをご覧ください。

ダウンロード
改訂版(2021/05):PDFファイル 143KB(A4版変形原稿用紙28字×20列×54ページ)
戯曲アーカイブ掲載版(2020/11/05):PDFファイル 143KB(同上)
2014/5/8版:PDFファイル 757KB(同)、公開初版

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